仕事を辞めたいけど辞められないとき、知っておくと少し楽になる3つのこと
朝、会社に行く前からもう疲れている。辞めたい。でも、お金が不安だし、周りに迷惑をかけそうで言い出せない。
そういう状態、しんどいですよね。
先に結論を書きます。辞められない理由の多くは「お金」「辞めさせてもらえるか」「迷惑」の3つの不安で、どれも決まりを知ると少し軽くなります。
目次
まず、私のこと
私は大手の会社にSEとして入って、その仕事がすごく苦手でした。しんどかった。最後はコンサルに転職しています。
退職の専門家ではないので、この記事では公式の決まりを調べて並べました。
辞められない理由は、だいたい3つ【結論】
お金が不安:失業手当の待ち期間は、原則1か月になった
自分の都合で辞めると、失業手当(雇用保険の基本手当)がすぐには出ません。この「出ない期間」が、2025年4月1日以降に辞めた人は原則1か月になりました。それまでは原則2か月でした。半分です。
ただし、過去5年で2回以上、正当な理由なく自己都合で辞めている場合などは3か月です。また、2025年4月以降に国の指定する教育訓練を受けると、この期間が解除される仕組みもできています。
自分がどれに当てはまるか、辞める前に手続きの流れも含めて、ハローワークで一度確かめておくと安心です。
辞めさせてもらえない気がする:法律では2週間
正社員のように期間の定めがない雇用なら、民法では、辞めると伝えてから2週間で雇用が終わります(民法627条)。2週間です。
会社の就業規則に「1か月前に申し出る」などと書いてあることも多いので、揉めたくなければそちらに合わせるのが無難です。それでも辞めさせてもらえないときは、各地の労働局にある「総合労働相談コーナー」に無料で相談できます。
迷惑をかけるのが怖い
人が足りないのは、あなたではなく会社が解決することです。とはいえ、気持ちはすぐには割り切れないですよね。
できることは、引き継ぎのメモを残すこと。それで十分だと私は思います。
退職代行を考えているなら
会社と交渉できるのは、弁護士か、労働組合が運営する退職代行だけです。それ以外の業者は、有給の消化や未払いの給料などを会社と交渉できません。ここ、要注意です。使うなら、運営しているのが誰かを先に確かめてください。
体がしんどいときは
眠れない、朝起きられない、という状態なら、辞めるかどうかより先に休むことを考えてください。無理は、しなくていいです。厚生労働省の「こころの耳」に、働く人の相談窓口がまとまっています。
今日からできること
- 就業規則の「退職」のところを読む。何日前に言えばいいかが書いてあります
- 貯金で何か月暮らせるかを、ざっくり計算する
- 辞めたい理由を1行で書く。今の会社の問題か、仕事そのものの問題かが見えてきます(分け方は「SEに向いてないと思ったときの3つの分け方」に書きました)
よくある質問
辞めたいと言っても、辞めさせてくれないときは?
期間の定めがない雇用なら、法律上は伝えてから2週間で終わるので、それでも話が進まないときは、各地の労働局にある総合労働相談コーナーに無料で相談してみてください。
仕事を辞めたいのは、逃げ?
逃げかどうかより、このまま続けて体や気持ちがもつかのほうが大事だと思います。そのうえで、次にどうするかを考えれば十分です。
次を決めずに辞めても大丈夫?
人によります。失業手当の待ち期間は原則1か月ですが、条件で変わります。貯金と、次の仕事が決まるまでの見込みを並べてから決めるのがおすすめです。
私ならこうする
私なら、まず貯金で何か月暮らせるかを計算します。お金の不安が数字になると、「辞められない」のうちどれくらいが本当に無理なのかが見えてくるからです。そのうえで、就業規則を読んで、言い出す日を決めます。
退職やお金の判断は、ハローワークや専門家にもあわせて確かめてください。
あなたの「辞められない」は、お金・辞めさせてもらえるか・迷惑、のどれが一番大きいですか。
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