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転職2026-10-05

社内SEへの転職は難しい?社内SEの経験がない私が、公式の資料で確かめた「席の少なさ」と向いていない人

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社内SEへの転職は難しい?社内SEの経験がない私が、公式の資料で確かめた「席の少なさ」と向いていない人

納期に追われるのも、客先に合わせるのも、もうしんどい。社内SEなら落ち着いて働けるんじゃないか。そう思って調べ始めた人に向けて書きます。

先に答えを言うと、社内SEへの転職が難しいと言われるいちばんの理由は、席の数が少ないことです。日本のIT人材のうち、IT企業の外(使う側の会社)にいるのは26%だけ。残りの74%はIT企業の側にいます。

ひとつ、先に断っておきます。私には社内SEの経験がありません。この記事は、公式の資料を読んで分かったことと、開発がしんどかった私の見方でできています。

目次
  1. 私は社内SEをやっていない
  2. 社内SEへの転職が難しいと言われる理由【結論】
  3. 席が少ない。4人に3人はIT企業の側にいる
  4. 公的な統計に「社内SE」の区分がない
  5. 経験者が求められ、1人で任されることもある
  6. 社内SEは楽なのか、きついのか
  7. 向いている人、移らなくていい人
  8. それでも社内SEの求人を見てみたい人へ
  9. 応募の前に、今日できること
  10. 社内SEの転職で、よく出る質問
  11. 社内SEは「やめとけ」と言われるのはなぜ?
  12. 未経験から社内SEになれる?
  13. SIerから社内SEに移る人はいる?
  14. 私ならこうする

私は社内SEをやっていない

私は文系で、ITの知識がないまま大手の会社にSEとして入りました。3年やって、コードはなんとなく読めるようになったけれど、自分では書けない。エラーを見ると拒絶反応が出る。それで辞めると決めて、コンサルに移りました。

社内SEは選んでいません。

今ふり返ると、当時の私が社内SEに移っていても、たぶん同じところでつまずいたと思います。下で引用する公式の説明に、障害が起きたら早く復旧させる、ログを見て異常を探す、とあるからです。エラーを見るのがつらい人にとって、そこは開発と地続きです。

だから社内SEを逃げ場のようには書きません。

社内SEへの転職が難しいと言われる理由【結論】

席が少ない。4人に3人はIT企業の側にいる

IPA(情報処理推進機構)が2020年の国勢調査をもとにまとめた資料に、こうあります。

日本のIT関連企業とユーザー企業に所属する人材数の割合は、74:26であり、IT関連企業に所属する人材の割合が高い。

ユーザー企業というのは、ITを作る側ではなく使う側の会社のこと。社内SEがいるのはこちらです。同じ資料によると、米国は35:65で逆になっています。

26%の全員が社内SEというわけではありません。それでも、SIerや開発会社で働く人のほうがずっと多く、その人たちが少ない席を見ている。難しいと言われるのは、まずこの形のせいだと私は読みました。

公的な統計に「社内SE」の区分がない

求人倍率を調べようとして、ここで止まりました。厚生労働省の職業情報サイトjob tagに、社内SEという職業のページはありません。「社内SE」で検索して最初に出てくるのは、ヘルプデスク(IT)です。

仕事の中身が近いのは、運用・管理(IT)とヘルプデスク(IT)の2つ。なので、社内SEだけの求人倍率は、公的な数字では確かめられませんでした。転職会社の記事には倍率が載っていますが、もとの調べ方が分からないものは、ここには書きません。

経験者が求められ、1人で任されることもある

job tagの運用・管理(IT)のページには「中途採用では経験者が求められることが多い」とあります。もうひとつ、気になった一文がこれです。

チームで分担して運用・管理を行う場合と、1人で運用・管理を任される場合がある。

教えてくれる先輩がいない職場もありうる、ということです。

社内SEは楽なのか、きついのか

「楽」と「きつい」の両方が検索されています。仕事が近い運用・管理(IT)と、開発のSEをjob tagの数字で並べました(2026年10月5日に確認)。

比べるところ運用・管理(IT)SE(受託開発)
月の労働時間160時間159時間
平均年収609.8万円578.5万円
平均年齢42.2歳37.1歳

労働時間は1時間しか違いません。

この数字はIT企業で運用を請け負う人も含んでいて、社内SEだけのものではないです。job tagも、その職業だけの統計ではないと断っています。それでも「移れば時間が楽になる」と言える材料は、私には見つかりませんでした。年収が高く見えるのも、平均年齢が5歳上なので、そのまま比べられません。

きつい所は、公式の説明を読むとだいたい想像がつきます。

  • 障害が起きたら、早く復旧させる側に回る。24時間人が見ている職場は交代制
  • 問い合わせに答える。アカウントの管理やパソコンのセットアップも仕事になる
  • 状況を「的確に説明できること」が必要、と書いてある。社内SEなら、説明する相手は同じ会社の社員です

向いている人、移らなくていい人

資料を読んだかぎりで、分けてみます。

向いていそうなのは、同じ会社の人と、同じシステムを長く見ていきたい人。説明や調整が苦にならない人。客先を転々とするのがしんどい人は「客先常駐を辞めたいとき」に、消える悩みと消えない悩みの表を置いています。

向いていないと思うのは、こういう人です。

  • 新しい技術で作り続けたい人。保守と調整が増えると、物足りなくなりそうです
  • コードやエラーそのものがつらい人。昔の私です。ITから少し離れる道も「SEに向いてないと思ったら」に並べました
  • 給料を上げることだけが目的の人。上の表のとおり、社内SEだから上がるとは読めません

移らなくていい人もいます。今の会社で、異動や現場替えをまだ一度も相談していない人です。転職よりずっと手間が少ないので、先にそっちを試していい。

それでも社内SEの求人を見てみたい人へ

席が少ないなら、社内SEの求人だけを集めている所で探すのが早いです。そのひとつが「社内SE転職ナビ」。運営会社の発表では、2016年に始まり、社内SE・情報システム部門・DX推進の人材に特化していて、転職相談の実績は5万名を超えています。

私はこのサービスを使っていません。使い心地は分からないので、そこは書きません。

もうひとつ、隠さずに。このブログが紹介して報酬を受け取る条件では、エンジニア未経験の人と45歳以上の人は対象外です。エンジニア以外の職種の人、時短勤務を希望する人、療養中の人も同じ。当てはまる人には、この広告はすすめません。

  • 未経験の人は、社内SEの前にITの仕事に入る道から。「未経験からIT転職」に書きました
  • 45歳以上の人に、このサービスが合うかは私には分かりません。ハローワークや一般の求人サイトで「情報システム」と入れて探す道もあります
  • 療養中の人は、転職より先に休むことを。主治医とも相談してください

応募の前に、今日できること

  • job tagの「運用・管理(IT)」のページで、仕事の説明だけ読む。5分です。読んで「これならやれる」と思えるかどうか
  • 今のしんどさを1行で書く。納期か、客先か、コードか。コードなら、社内SEでも残ります
  • 気になる求人を1つ開いて、情報システム部門が何人いるか探す。書いていなければ、面接で聞くことのメモにする

社内SEの転職で、よく出る質問

社内SEは「やめとけ」と言われるのはなぜ?

問い合わせ対応やパソコンのセットアップなど、開発ではない仕事が増えるからだと思います。job tagのヘルプデスク(IT)のページに、社内ヘルプデスクの仕事として実際に書いてあります。開発を続けたい人には合いません。

未経験から社内SEになれる?

公式の説明は「中途採用では経験者が求められることが多い」です。なれないとは書いていませんが、席が少ないぶん、経験のある人が先に選ばれやすい。未経験なら、まずITの仕事で経験を作るほうが近道だと私は考えます。

SIerから社内SEに移る人はいる?

います。job tagの運用・管理(IT)のページに、この仕事から移る先として「他の業界のIT部門へ転職する者」と書いてあります。何割くらいなのかは載っていません。SIerとSESの働き方の違いは「SIerとSESの違い」で表にしました。

私ならこうする

私がもう一度SEの3年目に戻って社内SEを考えるなら、求人を見る前にjob tagの説明を読みます。障害対応とログの監視、問い合わせ。あれを読んで気が重くなるなら、たぶん行き先はそこじゃない。私はそっちでした。

読んで平気だった人は、席が少ない前提で、求人を数多く見られる場所を1つ決めるといいです。応募はそのあとで間に合います。

転職の判断は、会社の説明や公式の情報でも確かめてくださいね。

あなたが社内SEに期待しているのは、時間ですか。それとも、同じ会社の人と働くことですか。

出典:

元SEの転職ノートの中の人。文系・ITの知識ゼロで大手の会社にSEとして就職し、3年やりました。仕事がすごく苦手でしんどく、コンサルに転職しました。
このブログでは、転職・資格・ITの勉強について、調べたことと自分の体験を雑記ログとして書いています。専門家ではないので、制度や締切は必ず公式の案内で確かめてください。

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