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ITの仕事の悩み2026-10-06

SIerを辞めたい。SEを3年で辞めた私が「正直、会社を変えても残る」と思う悩みと、辞めれば軽くなる悩みを4つに分けた

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SIerを辞めたい。SEを3年で辞めた私が「正直、会社を変えても残る」と思う悩みと、辞めれば軽くなる悩みを4つに分けた

上から降ってくる仕様、客先の顔色、動かせない納期。SIerで働いていて、もう辞めたい。けれど、辞めたら何が変わるのかは見えない。

その「SIerを辞めたい」は、階層・客先・納期・コードそのものの4つに分けられます。辞めて軽くなりやすいのは階層と客先。納期は行き先しだいで、コードそのもののつらさはSIerを出ても残ります。

私は大手の会社でSEを3年やって、コンサルに移りました。4つ目の人間です。

目次
  1. SIerを辞めたい理由を、4つに分ける【結論】
  2. 階層のしんどさは、公正取引委員会が調べている
  3. 客先と納期は、国の職業説明にも出てくる
  4. 私のしんどさは、4つ目だった
  5. SIerを出なくていい人と、社内SEを見ていい人
  6. まだ出なくていい人
  7. 出ても楽にならない人
  8. 客先と階層がしんどい人には、社内SEの席がある
  9. 辞める前に、10分でやれること
  10. SIerを辞めたい人から、聞かれそうな質問
  11. SIerが「やめとけ」と言われるのはなぜ?
  12. SIerの離職率は高い?
  13. SIerを辞めた人は、どこへ行く?
  14. 私ならこうする

SIerを辞めたい理由を、4つに分ける【結論】

しんどさの正体SIerを出ると
階層(下請けの位置で金額と裁量が決まる)軽くなりやすい
客先(常駐する、間に挟まれる)軽くなりやすい
納期(山場の残業と休日出勤)行き先しだい
コードとエラーそのもの残る

階層と客先のしんどさは、私の体験としては書きません。公的な資料で確かめた分だけです。

階層のしんどさは、公正取引委員会が調べている

公正取引委員会は2022年6月、ソフトウェア業の下請取引を調べた報告書を出しました。資本金3億円以下の2万1,000社にアンケートを頼み、4,739社が答えています。

報告書によると、一定の規模を超える開発では、下請けが何層にも重なる形ができあがっています。個人で働いていたときに6次下請の末端で参加した、という声まで載っていました。お金についてはこう書いてあります。再委託のたびに中間マージンが引かれるので、下の層ほど受注金額は「低くならざるを得ない」。

実際には何の業務もしないのに利益を上げる「中抜き」の会社についても聞いています。いると感じたことがある会社は、中間下請で29.2%、最終下請で33.5%。下の階層ほど多いんですよね。

給料が上がらない、何も決めさせてもらえない。その原因が会社の位置にあるなら、あなたの腕の問題ではないです。

ただ、これは会社に聞いた調査です。働く人に「なぜ辞めたいか」を聞いたものではありません。資本金3億円を超える大手も、アンケートの相手に入っていません。

客先と納期は、国の職業説明にも出てくる

厚生労働省のjob tagは、受託開発のSEの勤務先を「SIer(システムベンダー)、コンピュータメーカーなど」と書き、顧客の事業所で働く場合もあるとしています。納期が迫ると忙しく、休日や夜間に仕事をすることもある、とも。

客先のしんどさは、自分の会社のシステムを見る仕事に移れば軽くなりやすいです。常駐先で先に確かめることは「客先常駐を辞めたいとき」に書きました。

納期は違います。job tagの月の労働時間は、受託開発のSEが159時間、社内SEに近い運用・管理(IT)が160時間。平均では差がありません。山場のきつさは平均に出ないとしても、移れば時間が楽になるとは私には言えないです。

私のしんどさは、4つ目だった

私は文系で、ITの知識が無いままSEになりました。小さなプログラムなら分かるんです。業務のコードになると、どこで何が動いているのか追えなくなる。エラーが出ても、見る場所の見当がつきませんでした。

3年やって、読むほうはなんとなくできるようになりました。書くほうは、一人ではどうにもならないまま。最後はコードやエラーを見るだけで拒絶反応が出て、それで辞めると決めています。

今の私が上の表に当てはめるなら、4行目です。移った先はコンサルでした。働き方も能力もハードな印象があって、不安でした。それでも先々お金が要ることを考えて、移りました。

移った先にも、階層はありました。

半年の待機のあとに入ったプロジェクトは、有名な大手外資系コンサルの二次受け。中身はITの運用と開発です。決まってほっとしたのと、「また開発か」と思ったのと、両方ありました。

二次受けという位置は、コンサルに移ってもありました。会社を選ばないと、コンサルでも派遣会社のような働き方になりうる。これは私の考えです。

SIerを出なくていい人と、社内SEを見ていい人

まだ出なくていい人

  • 異動や現場替えを、まだ一度も相談していない人
  • つらいのが今の案件の山場だけの人。job tagにも、山を過ぎたところでまとまった休みを取ることが「よく行われている」とあります
  • しんどいのが今の現場の人間関係だけの人。現場が替われば、変わるかもしれません

出ても楽にならない人

4行目の人、昔の私です。job tagの運用・管理(IT)の説明には、障害からの復旧やログの監視が出てきます。社内SEに移っても、そこは付いてきます。ITから少し離れる道は「SEに向いてないと思ったときの3つの分け方」に並べました。

新しい技術で作り続けたい人も、社内SEだと物足りなくなりそうです。

客先と階層がしんどい人には、社内SEの席がある

1行目と2行目の人は、社内SEを見ていいと思います。自分の会社のシステムを、自分の会社の人と見る仕事です。発注する側に回ることが多いので、下請けの層からは外れやすいです。親会社のシステムを請け負う子会社のような形だと、話が変わります。

ただし席は少ないです。理由は「社内SEへの転職は難しい?」に書きました。求人を探すなら、社内SEに絞った転職サービスが早い。1つ置きます。

私はこのサービスを使っていません。使い心地は書けないです。

それと、このブログが紹介して報酬を受け取る条件では、次の人は対象外になっています。

  • エンジニア未経験の人
  • 45歳以上の人
  • エンジニア以外の職種の人
  • 時短勤務を希望する人
  • 療養中の人

当てはまる人には、この広告はすすめません。療養中なら、転職より休むほうが先です。

辞める前に、10分でやれること

  • 今週いちばんしんどかった場面を1つ書いて、上の表の4行のどれかに当てる
  • 自分の会社が、今の案件で上から何番目にいるのかを上司か営業に聞く。元請か、二次か、その下か
  • job tagの「システムエンジニア(受託開発)」で「労働条件の特徴」だけ読む。2分です

SIerを辞めたい人から、聞かれそうな質問

SIerが「やめとけ」と言われるのはなぜ?

下請けの層が重なる形のせいだと私は読みました。公正取引委員会の報告書には、下の層ほど金額が低くなること、仕様の変更が下へ無償で回されることが出てきます。どのSIerもそうだという話ではなく、会社の位置で変わります。

SIerの離職率は高い?

SIerだけの離職率は、公的な統計では見つけられませんでした。近いのは情報通信業の数字で、令和6年の離職率は10.2%。全部の産業の14.2%より低いです。通信や放送の会社も入った数字なので、目安として見てください。

SIerを辞めた人は、どこへ行く?

行き先をまとめた公式の数字も、私は見つけられていません。job tagには、SEのその先として、プロジェクトマネージャ、特定の分野のスペシャリスト、IT分野のコンサルタントのような仕事が挙がっています。私は3つ目でした。

私ならこうする

もう一度SEの3年目に戻るなら、求人サイトを開く前に、表の4行のどこに自分がいるかを決めます。1行目か2行目なら社内SEの求人を見る。3行目なら、今の山場が終わるまで待ってから考え直す。4行目なら、コードを書かない仕事を調べます。

SIerというよりSEの仕事そのものを辞めたい人には、「SEを辞めたいとき」があります。辞めた人の理由を公式の数字で並べました。

退職の時期やお金の判断は、公式の案内や専門家にも確かめてください。

今日やるなら、「うちは何次請けですか」と1回聞くこと。

あなたのしんどさは、何行目ですか。

出典:

元SEの転職ノートの中の人。文系・ITの知識ゼロで大手の会社にSEとして就職し、3年やりました。仕事がすごく苦手でしんどく、コンサルに転職しました。
このブログでは、転職・資格・ITの勉強について、調べたことと自分の体験を雑記ログとして書いています。専門家ではないので、制度や締切は必ず公式の案内で確かめてください。

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