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ITの仕事の悩み2026-10-05

SEを辞めたい。3年で辞めた私は「正直、仕事そのものが合わなかった」。辞めた人の理由を公式の数字で見たら、そっちは少数派だった

SEを辞めたい。3年で辞めた私は「正直、仕事そのものが合わなかった」。辞めた人の理由を公式の数字で見たら、そっちは少数派だった

SEを辞めたい。なのに「なんで?」と聞かれると、うまく言えない。給料なのか、残業なのか、仕事そのものなのか。自分でも混ざっている。

そういうとき、ほかの人が何で辞めたのかを見ると、少し整理がつきます。

公式の調査では、辞めた理由で多いのは給料・労働時間・人間関係といった「条件」のほう。仕事の中身が理由の人は、1割に届きません。どちらの「辞めたい」かで、次にやることが変わります。

目次
  1. 辞めた人は、何が理由だったのか【結論】
  2. 多いのは、給料・労働時間・人間関係
  3. 20代後半の男性は、給料が16.9%
  4. この表で分からないこと
  5. 私の「辞めたい」は、少ないほうだった
  6. 「条件」か「中身」かで、次の一手が違う
  7. 条件がつらい人は、SEのまま場所を変える
  8. 中身がつらい人は、仕事の種類を変える
  9. どっちか分からない人
  10. まだ辞めなくていい人
  11. 辞める前に、よく聞かれそうな質問
  12. SEを辞めたいのは甘え?
  13. SEを辞めた人は、次に何の仕事をしている?
  14. 次を決めずに辞めても大丈夫?
  15. 5分でできること
  16. 私ならこうする

辞めた人は、何が理由だったのか【結論】

多いのは、給料・労働時間・人間関係

厚生労働省の雇用動向調査(令和6年)に、転職した人が前の仕事を辞めた理由が出ています。原文のPDFから、仕事に関係する理由を抜き出しました。

前の仕事を辞めた理由男性女性
給料など収入が少なかった10.1%8.3%
労働時間・休日などの条件が悪かった8.6%12.8%
職場の人間関係が好ましくなかった9.0%11.7%
会社の将来が不安だった7.4%5.1%
仕事の内容に興味を持てなかった4.4%3.6%
能力・個性・資格を生かせなかった3.8%3.7%

上の4行が、会社や職場の「条件」。下の2行が、仕事の「中身」です。

中身の2行を足すと、男性8.2%、女性7.3%。条件の4行を足すと男性35.1%、女性37.9%なので、4倍以上の開きがあります。

表に入れなかった理由もあります。いちばん多いのは「その他の個人的理由」で、男性20.2%、女性24.3%。定年や契約の満了、結婚、育児なども別にあります。

20代後半の男性は、給料が16.9%

年齢別にも出ています。25〜29歳だけ見ると、こうでした。

  • 男性:給料16.9%、人間関係11.5%、労働時間などの条件9.8%
  • 女性:労働時間などの条件15.2%、人間関係14.0%、給料7.9%

20代後半は、条件で辞める人が全体よりさらに多いです。

この表で分からないこと

これは全部の職種の数字です。この調査に、SEだけを取り出した表はありません。

それと、答えているのは「転職して次の会社に入った人」。辞めたいまま残っている人の気持ちは、入っていないんですよね。なので「SEはこうだ」とは言えません。自分の理由がどの行に近いかを見る、ものさしとして使ってください。

私の「辞めたい」は、少ないほうだった

私は文系です。ITの知識が無いまま、大手の会社にSEとして入りました。3年やって、辞めています。

何がしんどかったか。小さくて簡単なプログラムなら分かるのに、業務のコードになると、どこで何が起きているのか追えない。エラーが出ても、どこを見ればいいのかが分からない。Javaだけ覚えれば済む話でもありませんでした。

3年たって、コードはなんとなく読めるようにはなったんです。でも自分では書けない。そのうち、エラーやコードを見るだけで拒絶反応が出るようになりました。辞めると決めたきっかけは、これです。

さっきの表に当てはめるなら、いちばん近いのは下の2行。仕事の中身のほうです。足して1割に届かない、少ない側でした。

少ない側だと、何が困るか。転職の記事で目にする悩みは残業や給料が中心で、「コードが書けない」はあまり出てきません。自分の理由だけ小さく見えてしまう。でも表のとおり、少ないだけで、ちゃんといます。

今の私なら、中身のほうだと分かった時点で、会社を変える案を外します。SEのまま会社を移っても、同じようにコードが待っているからです。

「条件」か「中身」かで、次の一手が違う

条件がつらい人は、SEのまま場所を変える

給料、残業、人間関係、会社の先行き。このあたりが理由なら、SEの仕事は続けたまま、会社や現場を変える道があります。辞めた人の多くは、こっちです。

理由ごとに、先に確かめておきたいことを書いた記事があります。

中身がつらい人は、仕事の種類を変える

コードを書く、エラーを追う。これ自体がつらいなら、変えるのは会社ではなく仕事の種類です。

私の行き先はコンサルでした。道具がコードから資料に変わります。苦手だった3年も、無駄にはなりませんでした。ITのプロジェクトで、エンジニアの人たちの会話が少し分かる。仕様をのみこむのも早い。

ただ、コンサルが楽だという話ではないです。求められる能力は高いし、自分から動けるかがかなり大事になります。違いは「SEとITコンサルの違いは?」に並べました。

どっちか分からない人

混ざっていて当たり前です。きれいに分かれる人のほうが少ないはず。

分けるための問いは「SEに向いてないと思ったときの3つの分け方」に書いてあります。

まだ辞めなくていい人

  • 理由が条件のほうで、社内の異動や現場替えをまだ一度も相談していない人
  • 入って日が浅く、分からないのが悔しくて調べる気力はある人。3年くらいで少しずつ分かってくる、というのは私も感じました
  • 辞めたあとの行き先が、1語も出てこない人

辞める前に、よく聞かれそうな質問

SEを辞めたいのは甘え?

甘えではないです。上の表のとおり、理由があって辞めた人が毎年これだけいます。私のように、仕事の中身が合わなくて辞めた人も、少ないけれどいます。

SEを辞めた人は、次に何の仕事をしている?

SEを辞めた人の行き先をまとめた公式の数字は、私は見つけられていません。分かっているのは1つだけ。厚生労働省のjob tagに、ITコンサルタントはITシステムの構築や運用の経験者が就くことが多い、と書いてあります。私もその道でした。

次を決めずに辞めても大丈夫?

お金の面は、制度を知っておくと落ち着きます。失業手当の待ち期間などは「仕事を辞めたいけど辞められないとき」に書きました。ただ、行き先が1語も無いまま辞めるのは、私はおすすめしません。

5分でできること

  • 上の表の6行から、自分の理由に近いものを1つか2つ選ぶ。条件か中身か、横に書く
  • 今週いちばんいやだった作業を1つ書く。それは会社が変われば無くなるか、SEでいる限り続くか
  • 眠れない、朝起きられないが続いているなら、分ける前に休む。厚生労働省の「こころの耳」に相談窓口がまとまっています

私ならこうする

もう一度あのころに戻るなら、まず表の6行を紙に写して、自分の理由に丸をつけます。

丸が上の4行なら、求人を見ます。仕事はSEのままで、条件だけ違う会社を探す。丸が下の2行なら、会社探しはやめて、コードを書かない仕事を調べます。ここを先に分けておくと、見る求人がまるごと変わります。

退職の時期やお金の判断は、会社の規則や公式の案内でも確かめてください。

あなたの丸は、上の4行ですか。下の2行ですか。

出典:

元SEの転職ノートの中の人。文系・ITの知識ゼロで大手の会社にSEとして就職し、3年やりました。仕事がすごく苦手でしんどく、コンサルに転職しました。
このブログでは、転職・資格・ITの勉強について、調べたことと自分の体験を雑記ログとして書いています。専門家ではないので、制度や締切は必ず公式の案内で確かめてください。

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